▷“言った者勝ち”ではない本当の「こだわり」とは?by CARDE magazine PRO

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▷“言った者勝ち”ではない本当の「こだわり」とは?

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この世界、私自身もそうですが、「技術にこだわっています」「資材にこだわっています」はどこも自負するところでしょう。ただ、客観的な評価に基づかないこだわりも多く、一般カーオーナー含め外部からはなかなか評価しづらい(=言った者勝ち)のも事実ではないでしょうか。

だからこそP-Facoryの取り組みには、特に2つの点で取材者としても一同業としても目を見張るものがありました。

P-Factory

その1つが、PPFの技能大会での実績です。

詳細は省略しますが、PPF選手権で優勝や準優勝など安定した成績を残しているのはサスガの一言。もちろんこれ1つだけをとって「スゴい店」とは言い切れないと思いますが、数少ない“ショップ品質の判断材料の1つ”にはなりうるのではないでしょうか。

加えて、選手として参加するのは店舗スタッフさんで、代表の井上氏自身は協会理事(自社の儲けとは関係ない取り組み)としてこの大会(=技能を披露する・評価する機会)の運営に尽力されているとのこと。大会は技能・品質の可視化に資することこそあれど、自分のショップ経営だけを見たらボランティア的なこの縁の下の活動…。一同業として頭が下がる部分です。

そして2点目が資材へのこだわりです。

 

使う資材の選び方はもちろん皆さんそれぞれで「これが正解」はないもの。こだわりを謳うサービスの特性上「品質が良いから」という選び方が一番オーソドックスなイメージですが、一方で事業経営していると、ごまんと製品がある中で自社での検証には限界があり、「有名、大手のメーカー品だから」「同業の評判が良いから」「自社に来る営業マンが熱心だから」「初めに使ったのを使い続けている」といって選ぶ実情もあるでしょう。だからこそ、P-Factoryの「品質を追い求めて米現地メーカーと直接契約する」というストイックさは、「こだわり」と表せる1つの事実のように目に映ります。

 

もちろん、海外に直接資材を探しに行くのは極めて稀な取り組みで、逆に「国内で流通する有名ブランド品を使っている」などの理由で自社の「こだわり」が否定される訳ではありません。

ただ、コーティングでもフィルムでも我々の施工サービス業は、「現場の技術・知見とセットで真価を発揮」する側面は小さくありません。だからこそ、有名・無名問わず“施工現場と離れたメーカー・販売店の推し”が現場の我々にとって最善とは限らないことも…。

そして折しも、サービス業にとって業務用資材の高騰が経営逼迫の一要因となってきている今日この頃。メインの資材を見直してみたら「無名だけど良いモノが見つかった」り「品質同等で原価を圧縮できた」なんてことも思いのほかあるかもしれません。

 

ちなみに私自身は、「人気ブランドだから」というミーハー心もあまりなければ、逆に「知られていないモノこそ!」というマイナー好きというわけでもありませんので悪しからず…。

また、P-Factoryは同業へのノウハウ共有にも割とオープンなショップなので、PPF関連でお悩みの方はご相談してみてはいかがでしょうか。
※技術講習はCARDEとは関係ありませんので直接お問い合わせください

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