▷躍進する若いエネルギー…ケミカルサミット2024
SNSを中心に『洗車の祭典』とも称されているイベント「ケミカルサミット2024」、皆さまはご存知でしたでしょうか? イベントの詳細は▶記事をご覧いただければと存じますが、盛り上がっているなぁと思っていたSNS界隈での洗車・カーケアの盛り上がりが具現化されたようなイベントで、近しい世界に長く身を置き、専門イベントといえばオートアフターマーケットEXPO、というイメージがあった私にとって、新鮮に感じた機会でした。
会場には様々なカーケア商品が並んでおり、実際の効果・使い勝手こそ分からないものの、本当にオシャレなパッケージデザインが多く、これ1つとっても自動車用品も進化したなぁ、と。そして、もう1つ新鮮に感じたのが参加された方々、特に出展者の方々の年齢の低さです。創業30年を超えた私も、弊社お客のカーオーナーも割とご年配と呼ぶべき方の割合が高い状況。一方で同イベント会場内は若さに溢れており、人口動態的に「若者のクルマ離れ」がやむを得ない中で、“クルマ業界のまだまだ活気がある部分”を改めて垣間見た気分です。
そして、様々な製品ブランドに接する立場もあってとても共感したのが、「ブランドの垣根を超えてディテイリングを広げたい」という主催者様の想いです。そこの詳細も記事に描かせていただきましたが、やっぱりマウントの取り合いは良くないよね、とつくづく痛感…。
確かに、業界歴の長い立場からSNS発信・見せ方が上手い若手プロを見ると、「業界の歴史や塗装のことも知らないのに」なんて見え方もあるでしょうし、逆に新進のプロからベテランを見ても「業界に居座り続けている」なんて見え方をするかもしれません。でも、もしそれが事実なら互いに教え合うことで市場全体を押し上げることはできるでしょうし、実際にこのイベントでも出展各社がブランドを跨いで交流を図っていたように、競合でも顔を合わせてみると話せることもあるようです。